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2025年2月12日

睦月十五日の月/02.12

睦月十五日の月 睦月十五日の月 睦月十五日の月

睦月十五日の月 2月12日は陰暦だと一月むつき十五日になります。立春の十五夜です。しかも、天文上も満月だとか…

月の出は 17:00、入りは 06:29です。が、神流川かんながわに昇る月はいつも歪みます。月の出から少し遅れて撮りに出ました。出撃前の慌ただしい時間なんです。まず、サブ・カメラで数ショットしました。左の絵です。で、ちょい移動してメイン・カメラでも数ショットしました。上に3枚で貼っときました (^-^)

2025年2月9日

榛名、子持、小野子、赤城/02.09

榛名山と赤城山

上野久路保の嶺ろの葛葉蔓
 かなしけ子らにいや離り来も

3412 賀美都家野かみつけの 久路保乃祢呂乃くろほのねろの 久受葉我多くずはがた
 可奈師家兒良尓かなしけこらに 伊夜射可里久母いやざかりくも

子持山若鶏冠木のもみつまで
 寝もと我は思ふ汝はあどか思ふ

3494 兒毛知夜麻こもちやま 和可加敝流弖能わかかへるでの 毛美都麻弖もみつまで
 宿毛等和波毛布ねもとわはもふ 汝波安杼可毛布なはあどかもふ

伊香保風吹く日吹かぬ日ありといへど
 吾が恋のみし時なかりけり

3422 伊可保可是いかほかぜ 布久日布加奴日ふくひふかぬひ 安里登伊倍杼ありといへど
 安我古非能未思あがこひのみし 等伎奈可里家利ときなかりけり

榛名山 晴れたけど最高気温9℃の寒い日でした。もう立春なんだけどね…

ふじの咲く丘から雲の浅間山を撮り、榛名、子持、小野子,赤城とパノラマ撮り。東歌を3首、久路保は赤城、伊香保は榛名で (^-^)

2025年2月8日

モズ/02.08

モズ

モズ 立春寒波の寒い日でした。しかも、大きな雲で陽射しが遮られちゃって暗い梅ばかり… 撤収とトコトコトコと… たら、あっ、モズ!
テレ端でシャッターを半押したら合焦しました。ただ、モロ枝被り。が、パシャリと。で、いったん飛び去ったモズが撮り易い処にとまってパシャリ。トップに貼りました。ふっくらしたメスモズかと (^-^)

2023年2月12日

ツバキ「椿」/『植物記』

ツバキ「椿」

ツバキ『植物記』牧野富太郎

巻一 大行天皇幸于難波宮時歌 長皇子

73我妹子を早見浜風大和なる
吾を松椿吹かざるなゆめ

吾妹子乎わぎもこを 早見濱風 はやみはまかぜ 倭有やまとなる 吾松椿あをまつつばき 不吹有勿勤ふかざるなゆめ

 ツバキは椿である。この木は春盛んに花が咲くから木偏に春を書いてツバキとませたものである。すなわちツバキの椿は和字(日本で製した字)である。ゆえにその字に字音というものはない。しいて字音で呼びたければシュンというより外に途がない。多くの学者はこれを支那の椿(字音チン)と同字だと勘違いして日本のツバキを椿と書いては悪るいと言う人もあるが、その人の頭には少しも順序が立っていない。この支那の椿は昔、隠元いんげん禅師が帰化した時分に日本へ渡り来って今諸処にこれを見得るが、吾人はそれをチャンチンと呼んでいる。椿チンは『荘子そうじ』に八千歳を春となし八千歳を秋となすと出ているのでこの椿を日本人が日本の椿ツバキと継ぎ合せて文学者が八千代椿ヤチヨツバキなどの語を作ったもので、これはいわゆる竹に木を継いだようなものである。

 ツバキは我邦到る処に見る常緑の小喬木で、山地に自生するものもあればまた庭園にえてあるものもある。山に在るものは一重の赤花を開きこれをヤマツバキともヤブツバキとも称する。庭に在るものには八重咲花が多く、かつ花色も種々あって一様ではない。

 幹はかなり太くなり繁く枝を分ち密に葉を着ける。葉は葉柄をそなえ、枝に互生して左右の二列にならび厚くして光沢があり広い橢円形を成して葉縁に細鋸歯を有する。ツバキの名はこの葉が厚いから厚葉木アツバキの意でそのはじめのアが略せられたものだといい、また光沢があるに基いた名ともいわれている。

 花は小枝端に着き無柄で形ち大きく下に緑色の芽鱗と萼片とがあって花冠を擁している。花冠は一重咲のものは六、五片の花弁より成って基部は互に合体し謝する時はボタリと地に落ちる。花中に在る多雄蕊は本は相連合して筒の様に成り花冠と合体し葯は黄色の花粉を吐く。中央に一子房があって三つにわかれた花柱を頂き、子房の辺に蜜汁が分泌せらるるのでよく目白めじろの鳥がそれを吸いに来り、その際に花粉を柱頭に伝え媒助してくれる。ゆえにツバキは鳥媒花であるといえる。

 花の後にはその子房が日増しに生長して大きな円い実と成り、秋になって熟すれば、その厚い果皮が開裂して中から黒褐色の大きな種子が出ずる。この種子から搾り採ったのが椿油で伊豆の大島はその名産地の一である。  ツバキの漢名は山茶である。その葉がチャの実に類し、製すれば飲料となるのでそれで山茶の名があると支那の学者はいっている。

2023年2月10日

椿に雪/立春

椿に雪が 椿に雪が 椿に雪が

早春賦

一 春は名のみの 風の寒さや

谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

こおりけ去り あしつのぐむ

さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

三 春と聞かねば 知らでありしを

聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か


寒いし、風はあるし、まさに名のみの春。と云いつつも紅梅や椿、スズメたちを撮ってました。なんせ雪はまれです。犬なみにはしゃいでました

万葉集 巻七 雑歌

1262あしひきの山つばき咲く八峰越え
鹿待つ君が斎ひ妻かも

足病之あしひきの 山海石榴開やまつばきさく 八峯越やつをこえ
鹿待君之ししまつきみが 伊波比嬬可聞いはひつまかも

古歌集出

2023年2月7日

ニュウナイスズメ/02.04 上州藤岡

ニュウナイスズメ「♀入内雀」02.04/立春 上州藤岡

ニュウナイスズメ「♀入内雀」02.04/立春 上州藤岡

2月4日に撮った野鳥の名を教えてもらいました。で、ウェブ図鑑を覗き回って、ニュウナイスズメの雌でいいみたいと…

ウィキペディアに「本種の和名の由来については以下の三説が有名である」と
 スズメに見られる頬の黒斑を欠くことから、ほくろの古名であるにが無い雀、ということで斑無雀
 新嘗雀にいなめすずめがなまったものであるとする柳田國男の説
 藤原実方が本種に転生して宮中に入り込み、納税された米を食い荒らしたという伝説がある。宮中内廷に入る雀、で入内雀

どうやら広く分布していて里近くで暮らしているニュウナイスズメのようです

枕草子に「頭赤き すずめ」として出ています。皇居に入れるので入内にゅうないなのでしょう。と、書いてるサイトがありました。

枕草子 四十一段「鳥は」 ほぼ原文で

 鳥は、こと所のものなれど、鸚鵡あふむいとあはれなり。人の言ふらむことをまねぶらむよ。時鳥ほととぎす。くひな。しぎ宮古鳥みやこどり。ひは。火たき。

 山鳥。友を恋ひてなくに、鏡を見すればなぐさむらむ、心わかう、いとあはれなり。谷隔てたる程など心苦し。鶴は、いとこちたきさまなれど、なく声雲居まで聞ゆる、いとめでたし。

 かしら赤きすずめ斑鳩いかるがの雄鳥。たくみ鳥。

枕草子 四十一段「鳥は」 現代語訳で

 鳥は、異国のものであるがオウム、大層しみじみ面白い。人が何か言うと、それをまあ真似するそうだ。ホトトギス。クイナ。シギ。都鳥。ヒワ。ヒタキ。

 山鳥は、友を離れて鳴かぬので、鏡を見せたら慰められたのであろうか、うぶで、大変しみじみしている。谷をへだてるは、切なく思える。鶴は、いかにも仰々しい恰好だが、鳴き声は空まで聞こえる。たいそうめでたいことだ。

 かしらの赤いすずめ斑鳩いかるが雄鳥おどり。たくみ鳥。

ニュウナイスズメのオス

かしらの赤いすずめ

2023年2月6日

桜の花芽/立春 上州藤岡芦田城址

桜の花芽 英霊殿 ヒヨドリ「鵯」

立春です。早咲きする処では実梅も花梅もいい感じに咲いてます。で、桜の様子伺いに英霊殿に行ってきました。みんな古木ですが、弥生三月ともなればライトアップに照り輝く桜の名所です。

たらね、椿が咲き始めてました。ちゅうても山茶花と見分けられない「たぬき」です。椿かな… で、ツイートしました

さらに鰹木と千木をあしらった神明造風の英霊殿をパチリ。ふんで、ようやく花芽に気付きました。花が咲いてから葉が出る染井吉野です。花芽としときます。

花芽は撮れたし、さて、撤収じゃ、と。たら、一羽のひよどりが飛んで来ました。いつもギャーギャッと、うるさいけど何故か今日は静かです。て、まさか、花芽パクリのつもりだったとか…


ツバキ「椿」

2023年2月4日

カシラダカとカワラヒワ/02.04 立春

カシラダカとカワラヒワ カシラダカ カワラヒワ

立春の4日に撮ったカシラダカ「頭高」とカワラヒワ「河原鶸」です (^-^)

2022年2月10日

上弦の月/2022.02.08

上弦の月

令和四年 立春 正月八日 上弦の月 2022/02/08 22:42 上州藤岡

雪から雨へ、そしてまた雪へと変わりながら降り続いています。備蓄食糧もあるし電気もきてます。滑りやすい春の雪です。外出せず炬燵に入って「らじる★らじる」や YouTube を楽しんでます。それと、Wi-Fi が安定してつながっているんで、いま、炬燵でブログしとるとさ (°-°;

一昨日の8日は上弦の月でした。計算上は 22:49 です。て、コンビニ帰りに庚申山に降りてきた半月に気づいたんだけどね (^-^) もう、こよみは春だけど名ばかりの春です。今日なんか最高気温3℃ ばい。寒いパソコン部屋でブログなどしとられんて… Wi-Fi 万歳! ヾ(´▽`;;

巻十八・四一三四 宴席に雪月梅花を詠む


雪の上に照れる月夜つくよ
梅の花折りて贈らむしき子もがも


十二月に大伴宿禰家持作れり

梅の花 小寒/01.17 上州吉井牛伏山

2022年2月9日

正月九日の月

正月九日の月

正月九日の月 立春/02.09 17:17 上州藤岡

予定どおりに開通しました。て、ホームルータとプロバイダを新たにしIPV6での接続です。まだ、無線LANが不安定で、外へ出たり出なかったりです。ぼちぼちいきます (^-^)

明日は雪かも知れませんね。いまんとこ電気、水道、都市ガスは使えてます。ちょっぴりの雪でも都会なみに大騒ぎする狸ん家です。米が乏しかったんで調達してきました。1週間くらい外出しなくても大丈夫です。

狸庵に帰り着いたら正月むつき九日の月が天高く輝いてました。昨日が上弦の月でしたね。あとでブログリます。さっ、メシを仕込んで…

2022年2月4日

立春/2022.02.04

浅間山 立春/02.04 上州藤岡 マンサク 立春/02.04 上州藤岡 大犬陰嚢 立春/02.04 上州藤岡

早春賦そうしゅんふ (^-^) 作詞:吉丸一昌 1913年(大正二年)

早春賦

一 春は名のみの 風の寒さや

谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

こおりけ去り あしつのぐむ

さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

三 春と聞かねば 知らでありしを

聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か

2021年3月11日

菜の花 アオサギ しら梅/02.07

菜の花 立春/02.07 上州藤岡 アオサギ 立春/02.07 上州藤岡 しら梅 立春/02.07 上州藤岡

「立春 2020」、「立春 2019」とブログしました。「立春 2021」も、と思ったんだけど2月3日はパチリなしでした。7日がいちばん近くて、本郷ほんごうで菜の花とアオサギ、保美ほみへ移動して実梅を何枚か撮ってます。ほんで、タグクラウドの "立春" タップで3記事ともでるとさ (°-°;

3.11 あれから十年経ちました。ウィキペディア東日本大震災 でか過ぎだよ↓ひとつだけ
ネット界もドタバタ …NHKの映像がUstreamで勝手に流されている… (。_゜) ? SoftBank 発です

2021年2月13日

4516 新しき年の始めの初春の…

巻第二十 4516 天平宝字三年春正月一日
因幡国庁にしてあへを国郡の司等に賜う宴の歌

あらたしき年のはじめ初春はつはるの今日降る雪の
いや吉事よごと

右の一首はかみ大伴宿禰家持作れり

あらたしき 年乃始乃としのはじめの 波都波流能はつはるの
家布敷流由伎能けふふるゆきの 伊夜之家餘其騰いやしけよごと

この日は元旦と立春が重なる歳旦立春だったとか
それに豊年の瑞兆の雪も降ってたようです
めでたしめでたし… 万葉集はこの歌で終わります

陰暦だと正月二日、ちょちょっと出て、花梅や白花たんぽぽ等を撮りました。で、「新しき年の始めの初春の…」とやり始めたらグラリです。福島県沖M6.7とか。けっこう揺れてびびっちゃいました
白花たんぽぽ

2021年1月6日

初春の令月にして氣淑く風和ぎ梅は鏡前の粉を披き/旅人

八重咲きしら梅 2020.12.31 上州藤岡上落合

八重咲きしら梅 2020.12.31 上州藤岡上落合

梅花の歌三十二首 序を并せたり

天平二年正月十三日にそちおきないへあつまりて、宴會ひらきき。
時に初春の令月れいげつにして、氣く風やはらぎ、梅は鏡前きやうぜんふんひらき、らん珮後はいごかうかをらす。加以しかのみにあらずあけぼのの嶺に雲移り、松はうすものを掛けてきぬがさを傾け、ゆふへくききり結び、鳥はうすものめらえて林にまとふ。庭には新蝶しんてふ舞ひ、空には故鴈こがん歸る。
ここに、天をきぬがさとし、地をしきゐとし、ひざちかづさかづきを飛ばす。ことを一室のうちに忘れ、ころものくび煙霞えんかの外に開く。淡然たんぜんみづかほしきままにし、快然くわいぜんみづから足る。
翰苑かんえんにあらずは何を以てかこころべむ。詩に落梅の篇をしるす。いにしへと今とそれ何ぞ異ならむ。宜しく園の梅をしていささかに短詠を成すべし。

天平二年正月十三日 萃于帥老之宅 申宴會也 于時初春令月 氣淑風和梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香 加以 曙嶺移雲 松掛羅而傾盖 夕岫結霧鳥封縠而迷林 庭舞新蝶 空歸故鴈 於是盖天坐地 促膝飛觴 忘言一室之裏 開衿煙霞之外 淡然自放 快然自足 若非翰苑何以攄情 詩紀落梅之篇古今夫何異矣 宜賦園梅聊成短詠

2021年1月1日

篭毛與/野遊び

タチツボスミレ 立春/2020.02.15 上州鬼石三波川

体感する万葉集【 若菜摘みのひみつ 】上野誠


泊瀬朝倉宮はつせのあさくらのみやあめした知らしめしし天皇すめらみことみよ
大泊瀬稚武天皇おおはつせわかたけのすめらみこと
天皇の御製歌おほみうた

1もよ み持ち 堀串ふくしもよ み堀串ぶくし持ち このをか菜摘なつます子 家らせ 名らさね そらみつ 大和やまとの国は おしなべて われこそれ しきなべて われこそいませ われこそは らめ 家をも名をも

巻十 煙を詠む

1879春日野かすがのけぶり立つ見ゆ をとめらし春野の
うはぎ摘みてらしも

巻八 山部宿禰赤人の歌四首

1424春の野にすみれ摘みにとしわれぞ 野をなつかしみ一夜ひとよ寝にける

1425あしひきの山桜花 日並ひならべてかく咲きたらば いた恋ひめやも

1426わが背子せこに見せむと思ひし梅の花 それとも見えず 雪の降れれば

1427明日よりは春菜はるな摘まむとめし野に 昨日きのふ今日けふも雪は降りつつ

プレイヤーの「▶」をタップすれば再生します。なかなかに名調子な上野語りです。まず、聴いてみて…
01/0001 : ブログをリンクしときました。万葉集の始まりの歌は… ~若菜摘みの歌~ 上野誠のエッセイランド
10/1879 : うはぎ「菟芽子」はヨメナ(嫁菜)のこと。摘んで煮てそして食べた。歌意に隠れたるとこなし σ(°┰~ )
08/1424 : 野遊びして、食べて飲んで寝落ちした。て、たぶん (^-^)

2020年2月15日

ツボスミレの「ツボ」植物記

タチツボスミレ 立春/02.15 上州鬼石桜山 タチツボスミレ 立春/02.15 上州鬼石桜山 タチツボスミレ 立春/02.15 上州鬼石桜山

ツボスミレの「ツボ」

スミレ講釈『植物記』牧野富太郎 

 昔からツボスミレの名があってよく歌に読み込れている。例えば「山ぶきの咲きたる野辺のつぼすみれこの春の雨に盛りなりけり」あるいは「茅花ぬく浅茅が原のつぼすみれ今盛りなり吾が恋ふらくは」などがこれである。このツボスミレの名は今日植物学界ではある一種の小白花を開くスミレに限り用いられていれど、元来はこの昔からいうツボスミレは紫の花が咲き、庭先きから野辺へかけてのスミレの一種を指した名である。

 人に依りてはツボはその花がつぼめる形で、あたかも壺に似ているからツボスミレだと解いていれど、私は既に往時のある識者が言っている様にこれは庭に生えているスミレの意であると思う。つまりツボスミレの場合のツボは庭先きにつづいた野も一緒に含めて言ったものである。

 ツボはかの源氏の桐壺のツボと同様まずは庭の事だと思っていればよい。今日では庭の事をツボといっている処は少ないが、私の郷国の土佐では昔の名が遺っていて、なお今日でも庭先きの事をツボと呼んでいる。聞く所によれば名古屋辺でもそうであるそうな。しかし庭といっても樹木を植え込んだ庭園の事では無くて家の前の広場すなわち坪である。例えば「麦をツボへ干す」、「子供がツボへむしろを敷て遊ぶ」、「ツボで独楽を舞わす」などと言わるるツボである。

 ある広さを有するツボすなわち坪もツボスミレのツボも同意義であると言っても別に差支えない。

 ツボスミレは昔始めは手近かな庭先きに生えている者を見てそうその名を呼んだものだろうが、しかし後ちに野辺で同様見出されてそれをやはりツボスミレといっても、あえて何んの不都合もありはしない。それは丁度カワホネが川で無い池に生えていてもやはりカワホネでイケホネとはいわぬと同じ事、また山ザクラが野の在てもやはり山ザクラで野ザクラとはいわぬと異ならないのである。

 彼の繖形科品のツボクサは坪クサすなわち庭クサの意で、この草も庭先きの地などに生えるからそういうのである。しかるに『大言海』に「其花、形、靫ニ似タレバ名トスト云フ」とあるのはその解の正を得たものではない。そしてツボクサの花は決して靫には似ていない。

  〔補〕今日植物学者のいっている小白花のツボスミレは実はその名を間違えている。そしてこれをそういい出したのは田中芳男、小野職慤もとよしの両氏で、それは明治七年頃である。またタチツボスミレも不要な和名でこの者は万葉歌にもあるツボスミレでよろしい。すなわち紫花を開く普通なスミレである。このツボスミレの名を今日植物学者は前述の様に小白花品をそういっているのは悪るい。これは如意ニョイスミレというものである。

ニョイスミレ

『スミレ講釈/植物記』牧野富太郎、青空文庫ファイルからです (^-^) 投稿:2021.03.14

2020年2月4日

椿にヒヨドリ、浅間山

ヒヨドリ 立春/02.04 上州藤岡 椿 立春/02.04 上州藤岡 妙義山と浅間山 立春/02.04 上州藤岡

タップで拡大の軽量レイアウトです。「梅に蜜蜂」を、たぬき垢にあげてモニタ中です。いまんとこ簡略化メッセージなしです (^-^)

「立春 2020」からです。花梅の次に椿をパチったんさ。たら、ヒヨドリが飛んで来て不安そうにキョロキョロと首を回してました。さらに「ふじの咲く丘」までトコトコトコ… たら、妙義山に冠雪の浅間山。春ですね (°-°;  投稿:2021.03.17

梅に蜜蜂

白梅と蜜蜂 立春/02.04 上州藤岡 花梅 立春/02.04 上州藤岡 花梅 立春/02.04 上州藤岡

「立春 2020」から撮影日誌を作りました。2月4日から18日までで968ショットでした。このところ2投稿したんだけど、それでも2月はわずか、4投稿だけです。撮ったってあげとかな見られんぞな… 困った狸君です (´┬`)

「立春 2020」からいきます。この前の「梅にメジロ」の次にパチった蜜蜂つき屋敷梅と花梅を2つです。で、サムネイルをタップすれば、それなりサイズで拡大表示します。で、拡大画像タップで元に戻ります (^-^)   投稿:2021.03.17

トップ画像を大きくしたせいか簡易表示メッセージが頻発しだしました。で、小画像レイアウトを作りました。あとブラウザ表示を LightBoxPlus へ… これでいくつか書いてみます (^-^)