2021年1月26日

ノボロギク/01.25 上州牛伏山

ノボロギク 01.25 牛伏山
ノボロギク 01.25 牛伏山
ノボロギク 01.25 牛伏山

野襤褸菊 大寒/01.25 上州吉井牛伏山  

昨日です。探梅しつつ雑草たちも撮ってました。まず、ノボロギク「野襤褸菊」から…
ノボロギク「野襤褸菊」01.25 上州吉井牛伏山 黄色い筒状花と小さな綿帽子(種子)、それに羽状に切れ込んだ小さい葉となるとノボロギクです。どうやら、明治にヨーロッパからやってきて、いまでは北海道から沖縄まで分布しているとか。ノボロギク 侵入生物DBをリンクしときました。下線つき文字をタップすれば読めますだ。あっ、たぶん (°-°;

2021年1月25日

妙義に浅間に東山道

妙義山に浅間山 大寒/01.25

妙義山に浅間山 大寒/01.25  

巻二十4407天平勝寳七歳乙未二月
相替遣筑紫諸國防人等歌

ひなくもり碓氷うすひの坂を越えしだに
妹が恋しく忘らえぬかも

比奈久母理ひなくもり

宇須比乃佐可乎うすひのさかを

古延志太尓こえしだに

伊毛賀古比之久いもがこひしく

和須良延奴加母わすらえぬかも

右一首他田部子磐前をさだべのこいはさき 防人歌

昨日とはうって変わり春になったようないち日でした。結局、夕暮れまで遊んできました。なんせ梅初月です。多比良だと梅は彼方此方で咲き始まってました。(^-^)

あと、ツグミとヒヨドリ、それに日本蒲公英タンポポ野襤褸菊ノボロギク種漬花タネツケバナらしきお方などなど… (°-°;

ふんなこんなで電池切れ… が、昨日の雪で真っ白に化粧した浅間山を撮っとこうと「ふじのさく丘」へ。前が妙義で後が浅間、そして、あいだの東山道… 碓氷峠か入山峠か、はたまた、、、(´ー`)

2021年1月19日

十二月には沫雪降ると知らねかも/紀少鹿女郎

実梅 小寒/01.16 上州藤岡

実梅 01.16/小寒 上州藤岡

巻八 1648 紀少鹿郎女の梅の歌

十二月には沫雪あわゆき降ると知らねかも
梅の花咲くふふめらずして

十二月尓者しはすには

沫雪零跡あわゆきふると

不知可毛しらねかも

梅花開うめのはなさく

含不有而ふふめらずして

冬雑歌
紀少鹿女郎きのをしかのいらつめ

万葉の頃から十二月は師走しはすです。もち、陰暦 (^-^)
で、沫雪あわゆきは湿った重い雪のことです。ふんで、難解な含不有而ふふめらずしてだけど…「ふふむ」は「つぼみ」が膨らんだ「かわいい様子」を云うとか。だで、膨らむ前に咲かされた梅の花の歌… に、なるのかも (。_゜) ?

十二月しはすにはまだあわ雪が降ると知らないからであろうか、梅の花が咲くことだ。つぼみのままでいないで…

訳注 by 桜井満  

2021年1月15日

氷に小鴨が/01.11 大神場池

2021.01.11 コガモ(小鴨)

氷に小鴨 2021.01.11 上州藤岡大神場  

さっき小正月と聴きました。集うことはまかりならん!とのお達示で、わけわからん年末年始をすごしました。気付けばもう15日です。今年の写真ばあげます (^-^)

11日はカメラを携えて出ました。年明け2日に小臭木コクサギ団栗ドングリ粗樫アラカシ)などをパチってます。だで、9日ぶりでした。平井の七地蔵尊前に灌漑用のため池があり、ずっと大神場池おおかんばとよんでます。

いつものように近くのコンビニで買った握り飯を食べながら湖面をチラ視。カワウが潜ったり顔をだしたり、岸辺には数羽のカルガモがいました。あと、ホシハジロらしきが10羽ほど。みんな首をすくめて漂ってました。

陽当りの悪い土手下は凍っていて氷と水の境目あたりにコガモが数羽いました。一本足立ちで首をすくめていて、もう小寒だっけと思ったと。で、車に戻ってペットボトル珈琲を手元に… たら、中身はシャーベット状でアイス珈琲になってました。10日は寒い夜でした。(^-^)

コガモ「小鴨」

カルガモ「軽鴨」

カワウ「川鵜」

2021年1月11日

季節と月名と

畑の梅

二十四節気 σ(°┰~ )
春:一月~三月(睦月 如月 弥生)立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
夏:四月~六月(卯月 皐月 水無月)立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
秋:七月~九月(文月 葉月 長月)立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
冬:十月~十二月(神無月 霜月 師走)立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
 
小寒の11日に山間の梅畑へ行ったと。たらね、数輪だったけど咲いてたんだと… (^-^)

陰暦の月名と別称
一月睦月むつき正月 孟春もうしゅん 初春しょしゅん 陽春 端月 年端月 解凍 子の日月 霞初月 暮新月 早緑月 初空月 初春月 初見月 大簇・太簇
ニ月如月きさらぎ仲陽 仲春ちゅうしゅん 梅見月 梅つ月 梅つ五月 小草生月 令月れいげつ 花朝 恵風 木の芽月 雪消月 夾鐘
三月弥生やよい季春きしゅん 晩春 暮春ぼしゅん 殿春 嘉月 花見月 花つ月 桜月 早花月 春惜しみ月 夢見月 祓月 竹の秋 姑洗
四月卯月うづき卯の花月 孟夏もうか 首夏しゅか 初夏 夏初月・夏端月 夏半 仲呂・中呂 麦秋 木の葉採り月 鳥待月 花残月 乏月
五月皐月さつき早苗月 仲夏ちゅうか 雨月 月見ず月 田草月 橘月 吹雪月 梅の色月 梅月 さくも月 賤間月
六月水無月みなづき季夏きか 晩夏 長夏 溽暑 常夏月 風待月 松風月 鳴神月 青水無月 蝉の羽月 涼暮月 い涼暮月 遯月 林鐘
七月文月ふみづき文披月 初秋しょしゅう 孟秋もうしゅう 新秋 秋の初月 七夜月 棚機月 愛逢月 袖合月 親月 蘭月 流火 女郎花月 夷則
八月葉月はづき仲秋ちゅうしゅう・中秋 仲商 清秋・盛秋 秋涼 迎寒 素月 紅染月 濃染月・木染月 其色月 染色月 葉落月 桂月 桂秋 月見月 燕去り月 秋風の月 草つ月 南呂
九月長月ながつき季秋きしゅう 晩秋 暮秋 涼秋 梢の秋 菊秋 菊月 色取月 紅葉月 小田刈月 寝覚月 授衣 太衝 無射
十月神無月かんなづき神在月 醸成月 神嘗月 開冬 初冬 孟冬もうとう 陽月 小春 小六月 時雨月 初霜月 応鐘 良月
十一月霜月しもつき霜降月 霜月 仲冬ちゅうとう 暢月 神楽月 星紀 露隠りの葉月 子月 風寒 雪待月 雪見月 黄鐘
十二月師走しわす季冬きとう 晩冬 極月 窮陰 臘月 三冬月 雪月 年積月 春待月 梅初月 苦寒 暮古月 親子月 乙子月 弟月 大呂

2021年1月6日

初春の令月にして氣淑く風和ぎ梅は鏡前の粉を披き/旅人

八重咲きしら梅 2020.12.31 上州藤岡上落合

八重咲きしら梅 2020.12.31 上州藤岡上落合

梅花の歌三十二首 序を并せたり

天平二年正月十三日にそちおきないへあつまりて、宴會ひらきき。
時に初春の令月れいげつにして、氣く風やはらぎ、梅は鏡前きやうぜんふんひらき、らん珮後はいごかうかをらす。加以しかのみにあらずあけぼのの嶺に雲移り、松はうすものを掛けてきぬがさを傾け、ゆふへくききり結び、鳥はうすものめらえて林にまとふ。庭には新蝶しんてふ舞ひ、空には故鴈こがん歸る。
ここに、天をきぬがさとし、地をしきゐとし、ひざちかづさかづきを飛ばす。ことを一室のうちに忘れ、ころものくび煙霞えんかの外に開く。淡然たんぜんみづかほしきままにし、快然くわいぜんみづから足る。
翰苑かんえんにあらずは何を以てかこころべむ。詩に落梅の篇をしるす。いにしへと今とそれ何ぞ異ならむ。宜しく園の梅をしていささかに短詠を成すべし。

天平二年正月十三日 萃于帥老之宅 申宴會也 于時初春令月 氣淑風和梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香 加以 曙嶺移雲 松掛羅而傾盖 夕岫結霧鳥封縠而迷林 庭舞新蝶 空歸故鴈 於是盖天坐地 促膝飛觴 忘言一室之裏 開衿煙霞之外 淡然自放 快然自足 若非翰苑何以攄情 詩紀落梅之篇古今夫何異矣 宜賦園梅聊成短詠

2021年1月1日

篭毛與/野遊び

タチツボスミレ 立春/2020.02.15 上州鬼石三波川

体感する万葉集【 若菜摘みのひみつ 】上野誠


泊瀬朝倉宮はつせのあさくらのみやあめした知らしめしし天皇すめらみことみよ
大泊瀬稚武天皇おおはつせわかたけのすめらみこと
天皇の御製歌おほみうた

1もよ み持ち 堀串ふくしもよ み堀串ぶくし持ち このをか菜摘なつます子 家らせ 名らさね そらみつ 大和やまとの国は おしなべて われこそれ しきなべて われこそいませ われこそは らめ 家をも名をも

巻十 煙を詠む

1879春日野かすがのけぶり立つ見ゆ をとめらし春野の
うはぎ摘みてらしも

巻八 山部宿禰赤人の歌四首

1424春の野にすみれ摘みにとしわれぞ 野をなつかしみ一夜ひとよ寝にける

1425あしひきの山桜花 日並ひならべてかく咲きたらば いた恋ひめやも

1426わが背子せこに見せむと思ひし梅の花 それとも見えず 雪の降れれば

1427明日よりは春菜はるな摘まむとめし野に 昨日きのふ今日けふも雪は降りつつ

プレイヤーの「▶」をタップすれば再生します。なかなかに名調子な上野語りです。まず、聴いてみて…
01/0001 : ブログをリンクしときました。万葉集の始まりの歌は… ~若菜摘みの歌~ 上野誠のエッセイランド
10/1879 : うはぎ「菟芽子」はヨメナ(嫁菜)のこと。摘んで煮てそして食べた。歌意に隠れたるとこなし σ(°┰~ )
08/1424 : 野遊びして、食べて飲んで寝落ちした。て、たぶん (^-^)