2022年10月23日

長月廿八日の月/霜降

長月二十八日の月 2022/10/23 4:56 上州藤岡

長月二十八日の月 2022/10/23 4:56 上州藤岡

 こよみの秋は立秋、処暑、白露、秋分、寒露と移ろい今日からは霜降です。

 霜降そうこう 九月中(長月ながづき) 太陽視黄経210
つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也『こよみ便覧』

 北国や山間部では、霜が降りて朝には草木が白く化粧をする頃。野の花の数は減り始める、代わって山を紅葉が飾る頃である。

 七十二候
   初候 霜始降 しも始めて降る
   次候 霎時施 小雨こさめときどきふる
   末候 楓蔦黄 もみぢつた黄ばむ

『こよみ便覧』は太玄斎の書いた江戸時代のこよみの解説書で天明七年1787に出版されたものが「国立国会図書館デジタルコレクション」で見られます。

長月二十八日の月 2022/10/23 4:56 上州藤岡

二十四節気・解説を参考にして記述しました。(^-^)

2022年10月20日

ノジスミレ

ノジスミレ 10.20/寒露 上州藤岡 ノジスミレ 10.19/寒露 上州藤岡

 晩秋です。山ではコスミレ、人家の周囲ではノジスミレ、両方で見るタチツボスミレと彼方此方で、すみれたちを見かけるようになりました。たぬき君は1019日にノジスミレを撮りましたが、いまにも弾き飛ばしそう種子に目がいって柱頭が見えてませんね。

 翌20日に再訪し、こんどは柱頭が見えるのを撮ってきました。朝の低い陽射しでノイズだらけだけど左にあげときます。側弁の開きが狭いノジスミレです。柱頭は狙わんと写らんばい。

百人一首 一番歌 天智天皇

秋の田の仮庵かりほいほとまをあらみ
  わが衣手ころもでは露にぬれつつ

万葉集 巻十 2174 詠露

秋田刈る仮廬かりほを作りわが居れば
  衣手ころもで寒く露ぞ置きにける

ノジスミレ 10.19/寒露 上州藤岡

2022年10月18日

尾花に蔓豆と藪蔓小豆

尾花(花すすき) ツルマメ「蔓豆」 ヤブツルアズキ「藪蔓小豆」

ススキにからんだツルマメとヤブツルアズキが実っていました。それと背高泡立草セイタカアワダチソウもいい感じに色づいてましたよ。で、処暑の頃に此処でツルマメとヤブツルアズキの花を撮った覚えがあります。画像倉庫を覗いてみます。それと9月8日の十三夜の月は撮れなかったけど10日に望月が撮れてます。そのうちにあげます。ちょっくら中断してパチってきます。(^-^)

ふんなこんなで50ショットほどしてきました。でね、ツルマメとヤブツルアズキの花は、やっぱり処暑に撮ってました。2枚ずついきますじゃ。
ツルマメ「蔓豆」08.31/処暑 ツルマメ「蔓豆」08.31/処暑 ヤブツルアズキ「藪蔓小豆」08.31/処暑 ヤブツルアズキ「藪蔓小豆」08.31/処暑

2022年10月1日

ツユクサ/10.01 上州藤岡

ツユクサ「露草」10.01/秋分 上州藤岡矢場

ツユクサ「露草」2022/10/01 上州藤岡矢場

 星朝顔を見に行ったら露草が咲いてました。いつも昼過ぎてから出かけます。花期は夏・秋ですが午後には閉じちゃいます。咲いてる露草は久しぶりでした。俳句では秋の季語だし万葉集にもある露草です。いっとくとさ。

万葉集 巻七 寄草

月草に衣は摺らむ 朝露にぬれて後には移ろひぬとも

1351 月草尓つきくさに 衣者将揩ころもはすらむ 朝露尓あさつゆに 所沾而後者ぬれてのちには 徙去友うつろひぬとも

露草で衣は擦りましょう。朝露にぬれたあとは色があせてしまおうとも

万葉からある露草染めです。が、これ、濡れると容易に色落ちします。心変わりや儚い命に喩えたりで二十首ほど詠まれてます

ツユクサ「露草」10.01/秋分 上州藤岡矢場