2023年8月12日

水無月二十五日の月/2023.08.11

水無月二十五日の月

水無月二十五日の月 2023/08/11 25:54 上州藤岡

水無月二十五日の月 水無月二十五日の月 水無月二十五日の月

もう立秋ですね。七十二候を書いときます。
初候 八月八日 ~ 八月十二日   涼風至すずかぜいたる
次候 八月十三日 ~ 八月十七日  寒蝉鳴ひぐらしなく
末候 八月十八日 ~ 八月二十二日 蒙霧升降ふかききりまとう

古今集 巻四 秋上 秋立つ日よめる 藤原敏行朝臣

あききぬと めにはさやかに 見えねとも
 風のおとにそ おとろかれぬる

秋がやってきたと、目にははっきり見えないけれど、風の音を聞いて、あっ、秋だと気付いたんさ

もう、月が昇ってきたかと深夜にブラリと…
夜風がここち佳し。まさに「すずかぜいたる」です。ついつい80ショットしちゃっいました。

1枚目はテレ端で露出補正なし。2枚目はほぼワイド端で露出補正なし。3枚目はちょいズームで雲が視えた瞬間にパチリ。地球影が写っちゃったけど4枚組なんで、まぁ、いいかと… 4枚目は車のヘッドライトで照らしてパチリ。

ありゃ、もう、朝じゃぞな。シャワーしてちょい寝じゃ。今日も休みならいいんだけど…

2023年8月2日

望月「水無月十五日」/8.1

大暑の望月

大暑の望月 2023/08/01 25:14 上州藤岡

巻六 大伴坂上郎女の月の歌

 983山葉やまのはの 左佐良榎壮子ささらえをとこ
天原あまのはら 門度光とわたるひかり 見良久之好藻みらくしよしも

山の端のささらえをとこ
天の原門渡る光見らくしよしも

右の歌は、或いは曰はく、月のまたの名を「ささらえをとこ」といふ、此のことばりて此の歌を作るといへり。

巻七 天を詠む

1068天海丹あめのうみに 雲之波立くものなみたち
月船つきのふね 星之林丹ほしのはやしに 榜隠所見こぎかくるみゆ

天の海に雲の波立ち
月の舟星の林に漕ぎ隠る見ゆ

右の一首は、柿本朝臣人麻呂の歌集に出づ。

巻七 月に寄す

1372三空徃みそらゆく 月讀壮子つくよみをとこ
夕不去ゆふさらず 目庭雖見めにはみれども 因縁毛無よるよしもなし

み空行く月読をとこ
夕去らず目には見れども寄るよしもなし