2021年1月1日

篭毛與/野遊び

タチツボスミレ 立春/2020.02.15 上州鬼石三波川

体感する万葉集【 若菜摘みのひみつ 】上野誠


泊瀬朝倉宮はつせのあさくらのみやあめした知らしめしし天皇すめらみことみよ
大泊瀬稚武天皇おおはつせわかたけのすめらみこと
天皇の御製歌おほみうた

1もよ み持ち 堀串ふくしもよ み堀串ぶくし持ち このをか菜摘なつます子 家らせ 名らさね そらみつ 大和やまとの国は おしなべて われこそれ しきなべて われこそいませ われこそは らめ 家をも名をも

巻十 煙を詠む

1879春日野かすがのけぶり立つ見ゆ をとめらし春野の
うはぎ摘みてらしも

巻八 山部宿禰赤人の歌四首

1424春の野にすみれ摘みにとしわれぞ 野をなつかしみ一夜ひとよ寝にける

1425あしひきの山桜花 日並ひならべてかく咲きたらば いた恋ひめやも

1426わが背子せこに見せむと思ひし梅の花 それとも見えず 雪の降れれば

1427明日よりは春菜はるな摘まむとめし野に 昨日きのふ今日けふも雪は降りつつ

プレイヤーの「▶」をタップすれば再生します。なかなかに名調子な上野語りです。まず、聴いてみて…
01/0001 : ブログをリンクしときました。万葉集の始まりの歌は… ~若菜摘みの歌~ 上野誠のエッセイランド
10/1879 : うはぎ「菟芽子」はヨメナ(嫁菜)のこと。摘んで煮てそして食べた。歌意に隠れたるとこなし σ(°┰~ )
08/1424 : 野遊びして、食べて飲んで寝落ちした。て、たぶん (^-^)

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