高天原廣野姫天皇御製歌
28春過ぎて夏来るらし 白栲の衣干したり
天の香具山
十市皇女薨時高市皇子尊御作歌
157三輪山の山辺真麻木綿短木綿
かくのみゆゑに長しと思ひき
柿本朝臣人麻呂歌
498み熊野の浦の浜木綿 百重なす心は思へど
直に会はぬかも
高天原廣野姫天皇御製歌
28春過ぎて夏来るらし 白栲の衣干したり
天の香具山
十市皇女薨時高市皇子尊御作歌
157三輪山の山辺真麻木綿短木綿
かくのみゆゑに長しと思ひき
柿本朝臣人麻呂歌
498み熊野の浦の浜木綿 百重なす心は思へど
直に会はぬかも
万葉集 巻第十四 東歌
未だ国を勘へぬ相聞往来の歌「相聞」
3508芝付の三浦崎なるねつこ草
相見ずあらば 吾恋ひめやも
芝付の三浦崎にあるネッコ草のように互いに会わなかったなら私はこんなに恋い焦がれようか…
◇芝付~ねつこ草は寝っ娘の意で相見を起こす序
3373多摩川に晒す手作り さらさらに 何ぞこの子のここだ愛しき
3459稲搗けばかかる吾が手を 今夜もか 殿の若子が取りて嘆かむ
3472人妻とあぜかそを言はむ しからばか隣の衣を借りて着なはも
万葉集のねつこ草(根都古具佐)が何なのかはっきりしてません。いま、ググったら、38600件ほどヒットしました。で、TOP10を覗いたら、8サイトが翁草で、残り2サイトが捩花を併記していました。どうやら、翁草派の方々が多数のようです。(^-^)
ネットで遊びだした頃からの捩花派です。21日の捩花と、22日から赤芽槲の雌株と鮎川、赤城山つきです。
筑波嶺に登りて嬥歌会をする日に作る歌
短歌を併せたり
1759鷲の住む 筑波の山の 裳羽服津の その津の上に 率ひて 娘子壮士の 行き集ひ かがふ嬥歌に 人妻に 吾も交はらむ 吾が妻に 人も言問へ この山を うしはく神の 昔より 禁めぬ行事ぞ 今日のみは めぐしもな見そ 事も咎むな
嬥歌は東の俗語に賀我比と曰ふ
反 歌
1760男の神に雲立のぼり 時雨ふり 濡れ通るとも われ帰らめや
右の件の歌は高橋連蟲麻呂の歌集の中に出づ
今季、初撮りの捩花です。いつもより遅いけど、まぁ、芒種の内なんで… (^-^)
捩花は日本全土に分布しているようで花期は6月~7月だとか。が、立秋過ぎにも咲いて秋捩花とよんだりします。
万葉集から「嬥歌会をする日に作る歌」です。牛掃神は喜んでくれただろうか… (^-^)
山部宿禰赤人の作る歌 短歌を併せたり
923やすみしし わご大王の 高知らす 吉野の宮は たたなづく 青垣隠り 川波の 清き河内ぞ 春べは 花咲きををり 秋されば 霧立ち渡る その山の いやますますに この川の 絶ゆることなく ももしきの 大宮人は 常に通はむ
反歌二首
924み吉野の象山の際の木末には ここだも騒く鳥の声かも
925ぬばたまの夜のふけゆけば 久木生ふる清き川原に 千鳥しば鳴く
6月14日に河原で赤芽槲の雄株を撮りブログしました。で、快晴の20日でした。田植えが終わった水田を撮ってて赤芽槲に気付きました。去年までは雄株もありました。が、刈られちゃって、いまは小さい雌株だけです。(^-^)
久木が赤芽槲の古名だとか… 万葉集には4首あります。巻第6から山部赤人の宮廷賛美歌を3首載せました。久木のある925だけでよかったんだけどね。(^-^)
万葉集 巻第十六 作主の未だ詳らかならぬ歌
梨 棗 黍に粟つぎ延ふ葛の
後も逢はむと葵花咲く
3834成棗 寸三二粟嗣 延田葛乃 後毛将相跡 葵花咲
巻第十六は「有由縁雑歌」と表題されてます。よく解かんない歌ばっかで… 原文を載せときました。あっ、桜井満の訳も載せときます。
「梨にナツメが続いて実り、黍に粟が続いて実るように、続いて君に会い、はうクズのように、後も会おうというようにアオイの花が咲いている」とあって、延田葛は後毛将相の枕詞と注してます。
読んでないけど『牧野富太郎選集』万葉の草木「万葉歌のアオイは蜀葵である」てぇのがあるようです。蜀葵は立葵の古名のようだけど、昨今は蜀葵とルビされることが多いかなと… (^-^)
で、見出しから想像するに、冬葵とされてきた葵花を蜀葵としたのが「万葉歌のアオイは蜀葵である」かもしれません。
もうひとつ、ネアンデルタール人が死者に手向けた花に立葵が含まれているとか…
ウィキペディア:シャニダール洞窟
昨日は3時間かけて赤芽槲をあげました。が、すでに30℃を突破し、やがて35℃越えへ…
山野で雑草たちを撮る気にはなれなくてビデオを観て一日を過ごしました。(;´・`)>
雨ニモマケズ 宮沢賢治
雨にも負けず 風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫な体を持ち
慾はなく 決して瞋らず
いつも静かに笑っている
いち日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを自分を勘定に入れずに
よく見聞きし 分かり そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さな茅葺の小屋に居て
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い
日照りのときは涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
皆にデクノボーと呼ばれ
ほめられもせず 苦にもされず
そういうものに 私はなりたい
南無無辺行菩薩 南無上行菩薩 南無多宝如来
南無妙法蓮華経 南無釈迦牟尼仏、、、
アカメガシワは青森以南の本州、四国、九州、沖縄に分布する雌雄異株の落葉高木です、野梧桐てな漢名もあるんで大陸にも分布してるんでしょう。春の新葉は鮮やかな紅色です。シーズンになるとよく撮っています。4月28日に緑野山でパチったのを貼っときます。
狸ん家だと林縁や平地、川の土手などに自生していて彼方此方で見かけます。で、野鳥が種子散布に活躍してるかと、ちょちょっと… 日本野鳥の会:野鳥により種子散布される樹25種
山桜や野茨、アケビ、山桑なんかは載ってたんですがアカメガシワはなかったです。(^-^)
万葉集 巻第七 雨を詠む
1090我妹子が赤裳の裾のひづちなむ
今日の小雨にわれさへ濡れな
作者未詳
桜井満は「いとしい人の赤い裳の裾がきっと泥でよごれるであろう。この今日の小雨に私も濡れよう」と意訳しています。
泥跳ねが赤裳の裾に付いちゃったかしらと裳裾を持ち上げている、いとしい人…白い素足がばっちり見えます。よし、雨の中を歩いて袴ん中を見せちゃるばい。
て、ふんなわけないよね。
普通は一枚の長い葉がちょっと離れて出ています。が、わずかな時間しか陽が射し込まない薄暗いところがほとんどです。なんか、生育に必要な養分を光合成以外に菌類からも得て生きているとか。で、そろそろクモキリソウも出る頃ですね。こっちも薄暗いところがほとんどです。探しづらいお方たちです。(^-^)
昨日(6月10日)は雑節の入梅でした。で、さっきのニュースに
関東甲信が梅雨入り 九州北部、北陸、東北南部も 2020/06/11 11:09 朝日新聞デジタル
てぇのが流れてました。メモを兼ねてブログしときます。(^-^)
采配をふるう、なんてぇときの采配に似ているんでサイハイランだそうです。ただ、時代劇でしか采配なるものを見たことがなくて… 川中島の合戦のいちシーンでしたか、馬上から切りつける謙信、采配ではらう信玄てな場面があったかなと… まっ、使い古しのチビモップのようなお方です。(^-^)
8日は護岸堤防近くで2株、廃屋近くで4株のサイハイランと逢えました。あんまり時間がないんで2株から4ショットをあげときました。でね、長期栽培や移植が難しい植物として知られてるサイハイランだけど、"サイハイラン 販売" で検索すると82、300件がヒットしました。中には山どり品と記してるのもあって… (。_゜) ?
もう、タイムアップです。残りの4株は別記事にします。
31℃と今日も真夏日になるかも… で、早めに出てランチにありつき、多比良から猪田と走ってきました。まず、溜め池で江戸彼岸や染井吉野の核果、花桃の実、千萱、野薊、あと、蝶や蜂も数ショットしました。たら、電池切れインジケータが点滅ばい。今日は山桑狙いです。ささっとカメラの電源を切って、いっ気に猪田まで走りました。(^-^)
かかあ天下とからっ風、てなことを云われてた狸ん家です。蚕を飼って糸を紡ぎ、機織りして絹にし、現金化していたようです。日野絹です。藤岡宿には三越の出張所が…、ててて、要するに、おっかあ達がよく働いて家計を支えていたんだとか ( ̄へ ̄)フン
蚕のエサは桑です。西上州には製糸工場も桑畑もまだ少し残っています。桑畑には中国原産の真桑が植えられています。養蚕が盛んだった頃は自生する野桑(山桑)も利用されていたようで日野・金井では野桑の木を見かけます。て、桑の実を見て長い花柱があれば野桑ですね。桑は雌雄異株です。雄株だと実ができません。そんときは木の雰囲気で… ( ・_・)┌θ☆( >_<) ドカッ
月が改まって今日から6月です。どん曇りでときおり小雨のぱらつく鬱陶しい日でした。(^_^;
このところ染井吉野、江戸彼岸桜、河津桜と、桜たちの核果を撮ってます。今日も浄法寺に行って大島桜の核果を撮ってきました。ただ、大島桜は浄法寺で見ているだけで、正直よく判りません。ウェブ図鑑と突き合わせてからブログするつもりです。(^-^)
江戸彼岸の核果をツイートして金井に行きました。数日前は一株しか花をつけていなかった山立浪草です。今日は20株ほど咲いてました。毎シーズン撮っている此処の山立浪草ですが、こんなに咲いているのを観たのは数年ぶりです。去年の台風19号で高井戸の群生地が消滅しちゃいました。パチリはほどほどにして、しばらく観いってました。赤久縄山の蝦夷立浪草にも逢いたいけど、今季は無理かも… (^-^)