万葉集 巻十八
天平感寶元年「七四九年」五月九日、諸僚、少目秦伊美吉石竹の舘に會ひて飲宴す。ここに主人、白合の花縵三枚を造り、豆器に疊ね置き賓客に捧げ贈る。各々この縵を賦して作る歌
4088 さ百合花 ゆりも逢はむと 思へこそ 今のまさかも うるわしみすれ
左由理婆奈 由里毛安波牟等 於毛倍許曽
伊末能麻左可母 宇流波之美須礼
右の一首は大伴宿禰家持の和するなり
歌意がとれずに検索したとさ
百合の花というように、また後にもお会いしたいと思うからこそ、今この時も、誠実に親しくするのですよ…
牧野はヤマユリ『植物一日一題』で、ヤマユリは万葉歌とは全く関係はない。万葉歌と縁のあるものは主としてササユリ、オニユリ、ヒメユリである。多分コオニユリも見逃されないものであろう。と書いてます。ですが、検索でヤマユリを詠んだらしき歌がヒットしたんで…
越中の国府は富山県高岡市にあったようです。ヤマユリが自生していたかもしれませんね。がね、大輪で匂いが強いヤマユリです。花縵にしたとは思えません (^-^)
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