2023年3月3日

ニュウナイスズメ/03.03 雨水

ニュウナイスズメの雌 ニュウナイスズメの雄 ニュウナイスズメの雌と雄

土師神社どっしゃまへと歩いてたら入内雀にゅうないすずめと逢えました。10羽ほどの群れで雌雄混じりでした。縦は清少納言が「かしら赤きすずめ」とした雄です。横は雌です。スズメの頬にある黒斑がありません。ヨレれば見分けられますよ。で、二羽写っている三枚目の左側が雌で、枝被りになっちゃってるのが雄です。スズメと同じような色ですね。雌は黄色っぽい地味な色をしています。これが撮りたかったんです。

入内雀は斑無雀や新嘗雀とも表記されてるようです。斑無雀の柳田説を…

  『野鳥雑記』柳田國男 青空文庫

雀の一種にニュウナイスズメというのがある。関東東北ではワタリスズメ、静岡県でタビスズメ、近畿地方でセンバスズメ、中国九州でホウライスズメ、またはムレスズメといい、『言海』には支那で黄雀こうじゃくというのがそれだとある。この方は頬ほっぺたに黒斑がないから、ニユウナイのニュウは即ちこれを意味するかと思っている。大和でも柳生やぎゅう地方、及び四国西部の東宇和郡の山村などは、このニュウナイのことをイタクラスズメといっている、、、

2023年3月1日

草木萠動/雨水

ミヤマウグイスカグラ「深山鶯神楽」 浅間山 アブラチャン「油瀝青」
フキ「蕗」の雄株

蕗の雄株


やわらかい春の陽射しの中で草木が芽吹き、新しい命が生まれる草木萠動です (^-^)

月が改まって3月1日、七十二候は末候の草木萠動「そうもくめばえいずる」。まず矢場から浅間山を撮ってみました。

『新撰 いぬ筑波つくば集』山崎宗鑑編

 霞のころもすそはぬれけり
   佐保姫の春立ながら尿しとをして

やっぱかすみがかったボンヤリ写りでした。で、里山の様子を見ておこうと高山まで走りました。たら、林縁にふき発見。これ雌雄異株です。さっきまで調べてましたが、どうやら雄株のようです。

そのまま林道をブラリと。たら、鶯神楽うぐいすかぐらがぽつぽつと咲いていました。腺毛を撮るには遠すぎたけど、まぁ、深山みやま鶯神楽うぐいすかぐらとよんどきます。

油瀝青あぶらちゃんも黄色の小花を咲かせていました
啓蟄になれば見頃になるかも、、、