2026年5月24日

序・春の七草『植物記』牧野富太郎

春の七草歌

せり なずな
おぎょう はこべら ほとけのざ
すずな すずしろ これぞ七草

和歌のスタイルで書き記されたのは
室町・足利義満の時代に編纂された
梵灯庵ぼんとうあん袖下集そでしたしゅうが初出

 春の七種ななくさを書けと言う、ハイかしこまりましたとは請合うたものの時間さえあれば如何様にも書けぬ事はないが、実白状しますと頃日どう言う訳か用事輻輳ふくそう、一つ済めばぐ次の一つ、また次の一つと一向に際限がない。チットモ心を落ち付けて筆を執る暇がない。その暇のない間を工面して苦しいけれどその然諾ぜんだくの義務を果さねばならん。仕方がないから大駆足でホンノつまらぬ事を書いてその責を果す事にしました。読んで興味を感ぜぬのは当り前でその辺どうぞゴ免候らえ。七種についてのいろいろの前座講釈はこの処抜きにして短刀直入植物の事に移ろう。

セリ   ナズナ   オギョウ   ハコベラ   ホトケノザ

スズナ:カブすなわち蕪菁。スズシロ:ダイコンすなわち蘿蔔。

2026年5月21日

エビヅル「海老蔓」05.21 上州下日野

エビヅル「海老蔓」05.21 牛伏山

巻十四 東歌 3434上野國歌

上毛野阿蘇山つづら野を広み
  延ひにしものをあぜか絶えせむ

可美都家野かみつけの 安蘇夜麻都豆良あそやまつづら 野乎比呂美のをひろみ
  波比尓思物能乎はひにしものを 安是加多延世武あぜかたえせむ

エビヅル「海老蔓」 降ったり止んだりで23℃予報。雨だけど真夏日よりは過ごしやすいかと。で、今日から投稿を再開です。昨日、下日野の道端に垂れ下がっていたエビヅルを撮りました。が、葉裏の白毛を見ていません。野の植物との出逢いは一期一会です。雨だけど往ってきました

この歌は上野国の歌で、安蘇山から山脈が延び続く山国の様子を巧みに表現している。ここで「安蘇山葛」は安蘇山と山葛とを続けたものと解釈でき、万葉仮名で山つづらと詠む。
Ac-04 やまつづらさんより一部引用

2025年4月22日

ニョイスミレ/04.22 上州牛伏山

ニョイスミレ「如意すみれ」04.22 牛伏山

巻八 1444春雑歌 高田女王歌一首

山吹の咲きたる野辺のつぼすみれ
  この春の雨に盛りなりけり

山振之やまぶきの 咲有野邊乃さきたるのへの 都保須美礼つほすみれ
  此春之雨尓このはるのあめに 盛奈里鶏利さかりなりけり

ニョイスミレ「如意すみれ」04.22 牛伏山 晴れのち曇りの26℃予報でした。二十四節気はすでに穀雨、次の立夏から暦は夏です。まだ如意にょいすみれを観ていません。牛伏山なら咲いてるだろうと行ってきました。

まず立坪すみれ。で、猿捕茨さるとりいばらの雄花と雌花を撮り、山躑躅やまつつじ三輪咲き筆竜胆も撮りました。春の明るい牛伏山でした。

万葉歌の都保須美礼つほすみれは立坪すみれです。ツボスミレの「ツボ」牧野富太郎『植物記』の転載です (^-^)

2025年4月19日

スミレだけど…/04.19 上州藤岡金井

スミレ

スミレ スミレ 30℃越えして今季初の真夏日でした。で、明日からはもう穀雨です。が、まだ野のスミレと逢えてません。17日に街路樹の下に咲いていたスミレを数ショットしました。サムネイルを2枚貼っときます。おそらく駐車場境に種蒔きされたスミレだと思います。側溝と舗装道の隙間にも咲いていてSNSだとよく見る景色ですね。ふんなで「街のスミレ」としときました。

スミレ スミレとよぶには違和感があるけど金山のお方たちを撮ってきました。ヤマザクラ側から登ってくると水楢ミズナラの手前に避難小屋が建ってます。ちょっぴりの平地だけどスミレが咲きます。葉は鉾葉ホコバのようにも見えるけど小さい草体をしています。もう何年も調べて続けてますが、らしき品種名が見つかりません。今季から矮小型鉾葉ホコバすみれとよびます。

サムネイルは平地じゃなくて手前の斜面に咲いていたスミレです。平地の方々よりも野のスミレに近い感じがしました。葵すみれ、雛すみれ、片栗と咲けば、江戸彼岸、山桜と咲きます。野のスミレにもきっと逢えると…

2025年4月2日

カタクリ/03.26 上州高山

カタクリ カタクリ カタクリ

巻十九 4143堅香子草かたかごぐさの花をぢ折る歌

もののふの八十をとめらが汲みまがふ
  寺井のうへの堅香子の花

物部乃もののふの 八十やそをとめらが 挹乱くみまがふ 寺井之於乃てらゐのうへの 堅香子之花かたかごのはな

天平勝宝二年三月二日 大伴家持 高岡

なんとも不思議な万葉歌ですね。万葉集の謎あれこれ/中西進

エドヒガン 浄法寺で江戸彼岸と大島桜、白木蓮などを撮り、金井へと走りました。交雑すみれの葉が見えなかったんで野路すみれをパシャリし、高山へ移動

林縁の油瀝青アブラチャンや、咲き始まった丁子桜チョウジザクラを撮って用水路沿いを片栗の自生地へと歩きました。

カタクリ 小規模なカタクリの自生地なら点在する狸ん家です。白花カタクリとなると此処と下日野しか知りません。お彼岸の3月18日に来て蕾の片栗を撮りました。下日野の白花片栗は生きてるだろうか…

2025年3月31日

チョウジザクラ/03.30 上州高山

チョウジザクラ

チョウジザクラ 高山の林縁でお彼岸のころから見ていました。もう、シベが赤くなってきた終りの花が増えてきました。園芸品種だと多すぎて辿りつけそうもありませんが、低木で小さい花を咲かせます。自生種と見当をつけて、さくらの原種を調べました。

関東森林管理局/チョウジザクラを見たら似ている花の写真がありました。分布も生育環境もあってます。これから丁字桜チョウジザクラとよびます。ポトレでもう一枚 (^-^)

2025年3月29日

マキノスミレ/03.28 上州緑野山

マキノスミレ マキノスミレ

ヤマザクラ 雨のち曇りで13℃予報。朝から降り続いてるけどもう止みそうです。で、旧暦だと今日から弥生三月です。明後日は三日月です。もち、狙いますが、撮れるかどうか、さてさて…

緑野みどの山に行ってみました。此処、牧野まきのすみれやふもとすみれ、そして緑三ツ森みどりみつもりすみれも咲きます。クヌギの下に2枚の葉がでていました。ツボミだけで花はなし。牧野すみれかと撮ってみたものの… せめて葉が立ってれば…

木洩れ陽で立った葉が輝いています。数歩近づいたら花をもっています。夢中で10ショットほどしてきました。トップに2枚を貼っときましたが同じ株です。タップすれば大画像になりますよ。さて、牧野すみれに見えるでしょうかね… あっ、サムネはオマケのちらほら山桜 (^-^)