…ごくごく庶民も、なにかに感動すると、歌を詠んでいたって事なんですか
いま歌は特殊でしょ、自然に喋ってると、歌の口調になる時代でしたね (^-^)
巻十 山を詠む
2177 春は萌え 夏は緑に 紅のまだらに見ゆる秋の山かも
春者毛要 夏者緑丹 紅之 綵色尓所見 秋山可聞
秋雑歌
巻十四 東歌
3400 信濃なる千曲の川の細石も 君し踏みてば 玉と拾はむ
信濃奈流 知具麻能河泊能 左射礼思母 伎弥之布美弖婆 多麻等比呂波牟
信濃國歌 相聞 千曲川 女歌
巻八 大伴坂上郎女の歌
1500 夏の野の茂みに咲ける姫百合の 知らえぬ恋は苦しきものぞ
夏野之 繁見丹開有 姫由理乃 不所知戀者 苦物曽
夏相聞 片思媿 忍恋媿
巻十四 東歌
3505 うち日さつ宮の瀬川の顔花の 恋ひてか寝らむ昨夜も今夜も
宇知比佐都 美夜能瀬河泊能 可保婆奈能 孤悲天香眠良武 伎曽母許余比毛
相聞 長野県
巻八 山部宿禰赤人の歌
1424 春の野にすみれ摘みにと来しわれぞ 野をなつかしみ 一夜寝にける
春野尓 須美礼採尓等 来師吾曽 野乎奈都可之美 一夜宿二来
春雑歌 野遊び 風流
巻八 志貴皇子の懽の御歌
1418 石走る垂水の上のさ蕨の 萌え出づる春になりにけるかも
石激 垂見之上乃 左和良妣乃 毛要出春尓 成来鴨
春雑歌 喜び
巻五 梅花の歌
822 我が園に梅の花散る ひさかたの天より雪の流れ来るかも
和何則能尓 宇米能波奈知流 比佐可多能 阿米欲里由吉能 那何列久流加母
梅花宴 太宰府 天平二年睦月十三日 宴席 大伴旅人
巻十八 宴席に雪月梅花を詠む歌
4134 雪の上に照れる月夜に 梅の花折りて贈らむ愛しき子もがも
由吉乃宇倍尓 天礼流都久欲尓 烏梅能播奈 乎理天於久良牟 波之伎故毛我母
右一首 家持作 天平勝宝元年十二月 宴席 題詠
巻一 天皇の内大臣藤原朝臣に詔して、春山萬花の艶と秋山千葉の彩とを競憐はしめたまふ時、額田王、歌を以ちて判る歌
16 冬ごもり 春さり来れば 鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど 山を茂み 入りても取らず 草深み 取りても見ず 秋山の 木の葉を見ては 黄葉をば 取りてぞ偲ふ 青きをば 置きてぞ嘆く そこし恨めし 秋山われは
雑歌 額田王 近江朝 春秋優劣
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