万葉集 巻第十六 作主の未だ詳らかならぬ歌
梨 棗 黍に粟つぎ延ふ葛の
後も逢はむと葵花咲く
3834成棗 寸三二粟嗣 延田葛乃 後毛将相跡 葵花咲
巻第十六は「有由縁雑歌」と表題されてます。よく解かんない歌ばっかで… 原文を載せときました。あっ、桜井満の訳も載せときます。
「梨にナツメが続いて実り、黍に粟が続いて実るように、続いて君に会い、はうクズのように、後も会おうというようにアオイの花が咲いている」とあって、延田葛は後毛将相の枕詞と注してます。
読んでないけど『牧野富太郎選集』万葉の草木「万葉歌のアオイは蜀葵である」てぇのがあるようです。蜀葵は立葵の古名のようだけど、昨今は蜀葵とルビされることが多いかなと… (^-^)
で、見出しから想像するに、冬葵とされてきた葵花を蜀葵としたのが「万葉歌のアオイは蜀葵である」かもしれません。
もうひとつ、ネアンデルタール人が死者に手向けた花に立葵が含まれているとか…
ウィキペディア:シャニダール洞窟
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