春が来た ♪ 作詞:高野辰之 1910年(明治四十三年)
2022年3月18日
2022年3月3日
残雪の鮎川/03.03 雨水
花猫の目の様子を視に出かけました。3月1日が渓流釣りの解禁日だったようです。いつもなら人など見ない雨水の鮎川です。この日は釣り人の車がいっぱいで常用の車置場は塞がってました。狭い県道です。どこへ停めようかとキョロキョロと… 結局、しょうがないなと路肩に置いて、花猫の目が早咲きする小さな沢まで歩きました。啓蟄になれば沢の前の駐車スペースに停められるかも、、、(^-^)
野の花たちの開花が遅い2022年です。赤い葯の見える花猫の目たちはごく僅かで、まだ早すぎました。此処、小さい沢だけど足場が悪いんです。転倒しないようにソロリソロリと… 時には手をついて3本足?になったりしながら花猫の目を探しました。ですが、赤い葯が視えても、遠すぎるのや、暗すぎて合焦しないのばかり… ふんでも6ショットほどしてきました。それなりをサムネイルにしといたとさ。(^_^;
花猫の目の咲く沢の上流2kmほどの処に壇香梅が2本、さらに上流で5本ほど生きてます。谷の斜面に生えていて、県道から覗き込むようにして視ていったんですが花の気配なしでした。奈良山への分岐を過ぎて白水沢でひと休み。橋の上をてくてくと… たらね、まだ雪残りの鮎川が観えました。河床に下りて数ショット。トップに3枚で貼っときました。LightBox をアタッチしてあります。タップで拡大しますとさ
2022年2月20日
死んだ妾を悼んで作った歌/巻三 462-474 家持
天平十一年六月 大伴家持 死んだ妾を悼んで作った歌
462 今よりは秋風さむく吹きなむを、如何にか、獨り長き夜を寝む
これからは、秋の風が冷たく吹いてくるだらうのに、只獨り何うして、寝ようか。
弟の大伴書持が、それに和せた歌
463 長き夜を獨りか寝むと君が言へば、過ぎにし人のおもほゆらくに
秋の長い夜を獨り寝なければならぬか、とあなたが仰つしやるにつけて、亡くなつた人が、思はれる事です。「唯 死んだ人も、淋しく思うてゐるでせう。」
其後、家持 雨落ち石の邊に咲いてゐる撫子の花を見て作った歌
464 秋さらば見つゝ偲べと妹が植ゑし、宿の撫子咲きにけるかも
秋が来たら、これを見て大事に可愛がって下さい、といとしい人が植ゑて置いた、屋敷内の撫子が咲いた事だ。「それが、今では、ほんとにかたみになつてしまうた。」
七月朔日になって、秋風の吹くのを悲しんで、家持が作った歌
465 現身の世は、常なしと知るものを。秋風さむみ、偲びつるかも
人間の世間は何物もぢつとしてゐない、不變なものでない、と云う事は、訣つてゐるのだが、秋風の冷たさに、死んだ人の事を思い出して焦れる事だ。
復、家持の作つた歌。並びに短歌。三首
466 我が宿に花ぞ咲きたる。其を見れど、心もゆかす。はしきやし妹がありせば水鴨なす二人竝び居、手折りても見せましものを。現身の假れる身なれば、露霜の消ぬるが如く、足引きの山路を指して、入日なす隠りにしかば、其思ふに胸こそ痛め。言ひも得に名づけも知らに、跡もなき世の中なれば、せむ術もなし
自分の屋敷内に花が咲いた。それを見てゐるが心も晴れない。可愛いあの人が生きて居たなら、水に住む鴨の様に、二人竝んで居て、其花を折つて見せようものを。人間の肉身と云うものは、ほんの假りの身體であるから、秋の末の水霜が消えてしまう様に、墓場のある山の方へ向いて行つて、まるで入り口の様に隠れてしまうたので、其事を思ふと、胸が痛くなる。言ひ表はさうと思うても、言ふ事も出来ず、名状するにも、名状する事が出来ない程、何の痕跡も残らない、はかない世の中であるから、何とも爲方がない
反歌
467 時はしも何時もあらなむを。心 憂くい行く吾妹か。若兒を置きて
死なうと思へば、何も今に限つた事はないのに、悲しくも、可愛い子どもをうつちやつておいて、逝つて了うた人である事よ。
468 出でゝ行く道知らませば、あらかじめ妹を止めむ關もおかましを
いとしい人の出向いていく道が訣つてゐたら、前々からその人を引き止める關所でも据ゑて置いたのに。
469 妹が見し宿に、花咲き、時は經ぬ。我が泣く涙 未だ干なくに
死んだいとしい人が眺めてゐた、自分の屋敷内に花は咲いて、あゝ死んで後、時が經つた。自分の泣いて、こぼす涙は、未だ干かないでゐる。
其後、未だ悲しみの心が止まなかったので作った歌。五首
470 かくのみにありけるものを。妹も我も、千年の如く憑みたりけり
僅かこればかりの果敢ない命であったのに、あの人も、自分も、千年もいきてゐるものゝ様に信じてゐた事だ。
471 家 離りいます吾妹を、止めえに山 籠りつれ、心どもなし
家を遠のいてお行きになる、いとしい人よ。自分が止める事の出来なかった爲に、山の中に籠つて、出て入らつしやらないので、元氣もなくなつた。
472 世の中し常かくのみと、かつ知れど、痛き心は忍びかねつも
人間世界は、何時もかう云ふ風になるに、きまつてゐるとは、うすく知つてゐるが、其でもつらい心は、辛抱しかねる事だ。
473 佐保山にたなびく霞、見る毎に妹を思ひ出で、泣かぬ日はなし
佐保山にかゝつてゐる霞、それを見る度毎に、其處に埋めてあるいとしい人を思い出して、泣かない日はない。
474 昔こそ餘所にも見しか。吾妹子が奥つ城と思ヘば、愛しき佐保山
以前は何とも思はず、餘處の様に思うて眺めてゐた事だつた。併し今では、其處が可愛い人の墓場だと思ふと、懐かしい佐保山よ。
2022年2月19日
亡妾悲傷歌/巻三 462-474 家持
小寒 2022/01/05 17:24 上州藤岡
3/462 天平十一年「739」己卯夏六月 大伴宿禰家持 悲傷亡妾作歌
十一年己卯夏六月、大伴宿禰家持、亡りし妾を悲傷びて作る歌
462 今よりは秋風寒く吹きなむを いかにかひとり長き夜を寝む
弟大伴宿禰書持、即ち和する歌
463 長き夜をひとりや寝むと君が言へば 過ぎにし人の思ほゆらくに
また家持、砌の上の瞿麦の花を見て作る歌
464 秋さらば見つつ偲へと 妹が植ゑし宿の石竹花咲きにけるかも
月移りて後、秋風を悲嘆びて家持の作る歌
465 うつせみの世は常なしと知るものを 秋風寒み偲ひつるかも
また、家持の作る歌 短歌を併せたり
466 わが宿に 花ぞ咲きたる そを見れど こころも行かず 愛しきやし 妹がありせば 水鴨なす 二人並びゐ 手折りても 見せましものを うつせみの 借れる身なれば 露霜の 消ぬるがごとく あしひきの 山路をさして 入日なす 隠りにしかば そこ思ふに 胸こそ痛き 言ひも得ず 名づけも知らず 跡もなき 世間にあれば 為むすべもなし
反 歌
467 時はしも何時もあらむを こころいたく去にし我妹か 若子を置きて
468 出でて行く道知らませば あらかじめ妹を留めむ関も置かましを
469 妹が見し宿に花咲き 時は経ぬ わが泣く涙いまだ干なくに
悲緒いまだ息まず、また作る歌五首
470 かくのみにありけるものを 妹も吾も 千歳のごとく頼みたりける
471 家離りいます我妹を留めかね 山隠しつれ 心神もなし
472 世間は常かくのみと かつ知れど 痛きこころは忍びかねつも
473 佐保山にたなびく霞見るごとに 妹を思ひ出 泣かぬ日はなし
474 昔こそ外にも見しか 我妹子が奥つ城と思へば愛しき佐保山
2022年2月10日
上弦の月/2022.02.08
令和四年 立春 正月八日 上弦の月 2022/02/08 22:42 上州藤岡
雪から雨へ、そしてまた雪へと変わりながら降り続いています。備蓄食糧もあるし電気もきてます。滑りやすい春の雪です。外出せず炬燵に入って「らじる★らじる」や YouTube を楽しんでます。それと、Wi-Fi が安定してつながっているんで、いま、炬燵でブログしとるとさ (°-°;
一昨日の8日は上弦の月でした。計算上は 22:49 です。て、コンビニ帰りに庚申山に降りてきた半月に気づいたんだけどね (^-^) もう、こよみは春だけど名ばかりの春です。今日なんか最高気温3℃ ばい。寒いパソコン部屋でブログなどしとられんて… Wi-Fi 万歳! ヾ(´▽`;;
2022年2月9日
2022年2月4日
立春/2022.02.04
早春賦 (^-^) 作詞:吉丸一昌 1913年(大正二年)
早春賦
一 春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
二 氷解け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空
三 春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か