野良坊菜と別所堂山古墳 春分/03.31 上州藤岡
黄砂の影響か霞がかってたけど暖かな春の日でした。春菜摘みを三首あげとくだよ (^-^)
巻第十 煙を詠む
1879春日野に煙立つ見ゆ
をとめらし春野のうはぎ摘みて煮らしも
春日野に煙が立ちのぼるのが見える。おとめらが春野のウハギを摘んで煮ているに違いない。うはぎ「ウハギ」はヨメナ。春、その若芽を摘んで食用にする
春の初めにおとめたちが野山に出て、若芽を摘んで共食し、成女戒を受ける行事があった。そのさまを想像している
巻第ニ 讃岐狭岑嶋視石中死人柿本朝臣人麻呂作歌
221妻もあらば摘みて食げまし
沙彌の山野の上のうはぎ過ぎにけらずや
もしそばに妻でもいたら摘んで食べもしように。沙彌の山の野のヨメナは食べる盛りが過ぎてしまった…
巻第ハ 尾張連の歌 名闕
1421春山の咲きのををりに 春菜摘む妹が白紐
見らくしよしも
春山の花の咲き乱れている所で、春の若菜を摘んでいる娘たちの着物の白い紐を見ることはよいものだ
「ををり」は花がたくさん咲いて枝のたわむこと…
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