実梅 01.16/小寒 上州藤岡
巻八 1648 紀少鹿郎女の梅の歌
十二月には沫雪降ると知らねかも
梅の花咲く含めらずして
十二月尓者
沫雪零跡
不知可毛
梅花開
含不有而
冬雑歌
紀少鹿女郎
万葉の頃から十二月は師走です。もち、陰暦 (^-^)
で、沫雪は湿った重い雪のことです。ふんで、難解な含不有而だけど…「ふふむ」は「つぼみ」が膨らんだ「かわいい様子」を云うとか。だで、膨らむ前に咲かされた梅の花の歌… に、なるのかも (。_゜) ?
十二月にはまだあわ雪が降ると知らないからであろうか、梅の花が咲くことだ。つぼみのままでいないで…
訳注 by 桜井満
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