柿本朝臣人麻呂歌集歌曰 3253, 3254
葦原の瑞穂の国は神ながら言挙げせぬ国しかれども…
柿本朝臣人麻呂歌集の歌に曰はく
3253 葦原の 瑞穂の国は 神ながら 言挙せぬ国 然れども 言挙ぞ吾がする 事幸く 真幸くませと 恙なく 幸くいまさば 荒礒波 ありても見むと 百重波 千重波しきに 言挙すわれは 言挙すわれは
葦原 水穂國者 神在随 事擧不為國 雖然 辞擧叙吾為 言幸 真福座跡 恙無 福座者 荒礒浪 有毛見登 百重波 千重浪尓敷 言上為吾 言上為吾
反 歌
3254 磯城島の大和の国は 言霊の助くる国ぞ ま幸くありこそ
志貴嶋 倭國者 事霊之 所佐國叙 真福在与具
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