2024年4月29日

春過ぎて夏来るらし白たへの/04.29

ヤマボウシ「山法師」

ヤマボウシ「山法師」04.29/2024 穀雨 上州藤岡庚申山

万葉集 巻一 天皇御製歌

28 春過ぎて夏きたるらし
  白たへのころもしたり
    天の香具山

春過而はるすぎて 夏来良之なつきたるらし 白妙能しろたへの 衣乾有ころもほしたり 天之香来山あめのかぐやま

新古今和歌集 夏歌   175番 持統天皇

春すぎて 夏にけらし 白妙しろたへ
  ころもほすてふ あま香具山かぐやま

穀雨の4月26日は庚申山でした。ヤマボウシが咲いたなと数ショットし緑野山へ行きました。で、銀蘭金蘭などを撮って帰ってきました。がね、パソコンで見たらヤマボウシじゃなくて花水木でした (°_。)ズリ

29日は庚申山でヤマボウシを撮ってから多比良へ廻りました。咲き始めた藪手毬ヤブデマリを見てたら「春過ぎて夏来るらし白妙のころも干したり天の香具山」持統天皇の万葉歌が…「春が過ぎて夏が来る。白い衣を香具山に干す夏が…」て、香具山の洗濯歌とか、、、

古来、洗濯は川、山は柴刈りなんだけどな。ふんなで解説サイトを覗き廻りました。暮らしの歳時記-2006年6月をリンクしときます。難解歌ですね。定家が新古今集で本歌取りし、百人一首にも採ってます。両方載せときました。たぬき的には初夏の白い花をころもに見立てた歌かと (^-^)

0 件のコメント: