2019年10月28日

鷲の住む… 1759&1760 巻第九 万葉集

筑波嶺つくばねに登りて嬥歌会かがひをする日に作る歌

短歌を併せたり

1759わしの住む 筑波の山の
裳羽服津もはきつの その津の上に
あどもひて 娘子壮士をとめをとこ
行きつどひ かがふ嬥歌かがひ
人妻ひとづままじはらむ
が妻に 人も言問ことど
この山を うしはくかみ
昔より いさめぬ行事わざ
今日のみは めぐしもな見そ
こととがむな
[嬥歌は東の俗語に賀我比かがひと曰ふ]

反 歌

1760の神に
雲立のぼり
時雨しぐれふり
れ通るとも
われ帰らめや

右件歌者高橋連蟲麻呂歌集中出

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