2020年8月19日

ガガイモ


古事記 上巻 大國主の神 「少名毘古那の神」

かれ大國主おおくにぬしの神、出雲いづも御大みほ御前みさきにいます時に、波の穗より、あま羅摩かがみの船に乘りて、ひむしの皮を内剥うつはぎに剥ぎて衣服みけしにして、り來る神あり。ここにその名を問はせども答へず、また所從みともの神たちに問はせども、みな知らずとまをしき。ここに多邇具久たにぐく白してまをさく、「こは久延毘古くえびこぞかならず知りたらむ」と白ししかば、すなはち久延毘古を召して問ひたまふ時に答へて白さく、「こは神産巣日かみむすびの神の御子少名毘古那すくなびこなの神なり」と白しき。かれここに神産巣日御祖みおやの命に白し上げしかば、「こはまことに我が子なり。子の中に、我が手俣たなまたよりきし子なり。かれいまし葦原色許男あしはらしこをの命と兄弟はらからとなりて、その國作り堅めよ」とのりたまひき。かれそれより、大穴牟遲おほあなむちと少名毘古那と二柱の神あい並びて、この國作り堅めたまひき。然ありて後には、その少名毘古那の神は、常世とこよの國にわたりましき…

ガガイモが咲いてました。やがて実をつけ生薬蘿摩子らましになります。天の羅摩かがみの船はガガイモの実を割って作る舟とか。てっ、蛾の皮が服代わりになる少名毘古那にしか乗れない船です (^-^)

少名毘古那すくなびこなは、ほんとにわたしの子だ。子どもの中でもわたしの手の股からこぼれて落ちた子どもです。
種籾をつかんで実りを祈る神産巣日かみむすび御祖みおやの命てなとこでしょうか (°-°;

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